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TAKIGAHARA Village​

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左:雁皮をむいている様子。 右:和紙にサイアノタイプで模様をつけることも体験のひとつ。滝ケ原の植物を使い、自由に模様を創造して頂きます。

貴重な資源

 

和紙は、水と植物(楮・三椏・雁皮)の靭皮繊維を主原料として作られています。靭皮繊維(じんぴせんい)とは植物の表皮のすぐ内側にあるやわらかい内皮のこと。その原材料の中でも雁皮から作られる雁皮紙は滑らかで独特の光沢を有しながら、丈夫で虫の害にも強いので、古来、貴重な文書や金札に用いられた和紙です。滝ヶ原町では、その雁皮の採取場所の最北端のひとつとして知られています。発育が遅く険しい山肌に育つ雁皮は採取する後継者も減り、現在では貴重な資源となっています。

自然の造形美を探し、それを和紙に残す

 

この体験では雁皮の生活文化やその歴史について聞き、加賀市在住の和紙作家、堀江美佳を講師に迎え、雁皮から和紙を作る作業、和紙にサイアノタイプで絵柄をつける体験して頂きます。サイアノタイプとは、薬品を塗布した紙の上に被写体を置き、日光や紫外線に当てると光の明暗が青色の濃淡として表現される技法。滝ヶ原には落ち葉や草花、鳥の羽、枝や葉脈など、被写体は身近にたくさんあります。太陽の元で美しいブルーのプリントにしてみたくなるような、自然の造形美を探し、それを残すワークショップを開催します。

講師プロフィール

 

​堀江美佳

 

京都府出身の写真芸術家。京都造形芸術大学在学中に写真と和紙作りに興味をもつ。卒業後の2008年、キングストン大学で現代美術を学ぶために渡英。2013年からは石川県を拠点とし、手作りの紙に太陽光で露光するサイアノタイプでプリントする、古くから残る技法を元に作品を作り続けている。

 

Siteurl|https://www.mikahorie.art

WASHI PAPER

和紙

Schedule DAY 1

AM

11:00

オリエンテーションの後、和紙に使われる自然物に触れるレクチャー。

PM

12:30

CAFEにてみなさんでビュッフェ形式の昼食。

14:00

いよいよ体験スタート。まず和紙の素材である雁皮の皮剥きから始めます。

15:00

ティータイムでちょっと休憩。

15:30

囲炉裏で雁皮を煮て、柔らかくする工程。

16:30

フリータイム。近くにある温泉にご案内することも可能です。

18:00

ディナー。北陸の食材を使った料理、お酒をお楽しみください。

21:00

CRAFT&STAYの裏にあるMOSS BARで引き続き笑い、語り合いましょう。

Schedule DAY 2

AM

08:00

ご希望の方は一緒に鶏の卵を採取しましょう。

08:30

みなさんで玄米ご飯中心の和朝食。

10:00

体験の再開。雁皮を石の上で叩き、紙の材料を作ります。

PM

12:00

ご昼食。

13:00

サイアノタイプワークショップ。TAKIGAHARAの周辺を散策し、被写体を探しましょう。

15:00

ティータイム。

※以上は一例です。当日、若干変更される可能性があります。

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